近視の原因ははっきりわかっておりませんが、遺伝因子と環境因子があると言われております。近年近くを見ることが多くなり、環境因子が近視の起こり始め及び進行に影響がかなりあると思われます。
学年が上がるとともに身体が大きくなり、それに伴い眼球も大きくなるため、眼軸長が伸び近視になりやすい傾向が出てきます。
近視の早期発見には、視力検査を最低でも3ヶ月に1度は測定しましょう。
成長期では1年に1度の視力検査では追いつきません。
勉強方法の例
勉強を1時間したら、10分間、3mか5m離れた所にあるカレンダー、額、図表などを見つめましょう。
30cmでの勉強のあと、すぐに離れた所を見るよりも、50cm、70cm、1mというよりに、だんだん見つめる距離を遠くしていった方が効果あります。
勉強時間の惜しい人は、公式や方程式を壁に貼っておいて、近い勉強を1時間したら、遠い勉強を10分間しましょう。
こうすれば、何時間勉強しても、そのために近視になったり、近視が進んだりすることはありません。
近視進行に関するコホート研究
学童期の近視進行は
①遺伝の影響が強い ②都市部で速い ③近業の程度が強いほど速い ④IQや学歴が高い程速い ⑤戸外活動により抑制される
両親共近視の子供は近視になるリスクが8倍。片親のみは2倍。
“近業の程度が強い学童であっても、晴天時の戸外活動を積極的に行うことで、近視を抑制できる。” といったことがわかりました。